「口臭衛生」はもはや公衆衛生の問題!
いい人なのにどうしても口臭が耐えられない。そんな理由で壊れてしまうカップル、結構いるんです。
親しい間柄でも指摘しにくいのがパートナーの口臭。特に臭いもの食べてるわけでもないし、彼自身も一生懸命歯磨きとかしているのにどうして?
最初はガマンできていても一度気になりはじめると…。そんなことが原因でイライラしてしまって些細な事でケンカになってしまったり最悪の場合は別れてしまう引き金になったり。それだけでも悲劇ですが、それが二人の間だけならまだしも、彼が職場でも周囲の人や取引先に嫌われているかも知れないとなると問題は更に深刻です。出世や仕事の成否にまで関係してくるのが口臭なんです。
知らないうちに社会の迷惑な存在に。他人の口臭は指摘できない人が7割。
グリコさんが実施した「口臭と社会生活に関する意識調査」によれば、相手の口臭を指摘できないと答えた人が実に全体の7割。
8割以上の人が「迷惑だと思う」と回答しているにもかかわらず、「指摘したことがある」と回答した人は3割弱。7割強の人は、周りの人の口臭を迷惑だと思っていても気を使って何も言ってくれないのが現実です。
「お願いだからそんなこと言わずに誰か言ってよ~!」と思ったそこのあなた。
あなたは隣の席の上司の口臭を「部長、口臭いですよ!」と言えますか…?
「全然言えるし」というあなたは3割弱の少数派。
私は…言えません。ムリ。その後どうなるか考えると怖くて言えない。人間関係ギクシャクするのは嫌だし。
(図引用: グリコ「口臭の社会生活への影響」調査結果)
え?!そんな理由で? 同僚や上司の口臭は女性社員の退職の理由に。
隣の上司がとにかく口が臭い。でも言えない。
だから私は仕方なくマスク着用。それを見た上司は臭い息吐きながら、
「キミって年中マスクしてるね?花粉症?風邪?もっとチャンと自己管理しなきゃダメじゃないか」
とか言ってるし…。なに言ってんの?もうこんな会社辞めようかな…。
そんなパターンが実際にあるんです。
マイナビウーマンの調査によれば、
・「同僚男性の口臭がきつくて、精神的におかしくなったと転職した」(35歳/アパレル・繊維/経営・コンサルタント系)
・「上司の口がくさくて、耐えられないから」(38歳/情報・IT/技術職)
・「上司の息がくさすぎて会社に行くのが嫌になって辞めた」(32歳/建設・土木/技術職)
(以上、「マイナビウーマン」より引用)
と言った具合に実際に同僚や上司の口臭が原因で退職してしまう女性もいることが分かります。もはや「口臭衛生=公衆衛生」の問題だと言っても良いのではないでしょうか。
耐えられない口臭は食べたものではなく「菌」が原因。
この人、昨日ニンニク食べたな。
そんな程度の口臭なら「好きなのにもう付き合えない」「耐えられないから会社を辞める」とまではならないはず。それはそうです。だってそんなニオイは翌日か長くても数日もすれば消えてしまうから。