L.reuteri菌により高齢女性の骨密度減少が抑制

2018年08月07日

2018年6月26日〜発表

20171124日付のプレスリリースでお伝えしたように、90名の女性を対象としたL.reuteri菌株ATCC PTA 6475とプラセボを補助的に摂取させた無作為化二重盲検プラセボ対照試験において、L. reuteri菌群はプラセボ群よりも骨密度減少の抑制効果が高いことが示されました。本試験はオンラインの情報サイトJournal of Internal Medicine (ジャーナル・オブ・インターナル・メディシン)で現在公表されています。

reuteri ATCC PTA 6475はもともとヒトの消化管に自然に生息する細菌で、動物の骨に有益な効果をもたらすことが認められています。

初期骨粗鬆症の高齢女性にL. reuteriATCC PTA 6475又はプラセボを1年間補助的に摂取させる無作為化対照試験をスウェーデンのエーテボリ大学で実施しました。

L. reuteri摂取群の骨密度の減少はプラセボ摂取群の半分であったことが示されました。

「プロバイオティクスを補助的に摂取することにより加齢による骨密度減少が抑制されるエビデンスがこの試験で初めて得られました。これは、骨粗鬆症を予防する画期的な方法になるかもしれません。」スウェーデンのエーテボリ大学及びモルンダルにあるSahlgrenska大学病院のMattias Lorentzon 教授は、このように述べました。

「高齢女性の50%近くに骨折が起こります。L. reuteri ATCC PTA 6475摂取群では骨密度の減少が抑制されていることが示唆されたということは大変有望なことです。この新しい方法で骨の健康を維持すること、さらにはその結果として高齢者の骨折のリスクが減少するということを個人及び社会全体において役立たせることができるようさらに試験を実施し、この結果を確認してきたいと思います。」バイオガイア社のセバスチャン・シュローダー社長代理は述べました。

 

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セバスチャン・シュローダー社長代理 TEL:+46 8 555 293 00

野村慶太郎 内国法人代表取締役 TEL:03-6721-6515

 

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